看護師 ガン患者の死やご家族との関わり方・向き合い方

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生活習慣病とよばれるガンの患者数は年々増えており、厚生労働省の統計でいうと日本人の2人に1人はガンになるという数字が出ています。近年は、胃ガンや肺ガンが増えている状況です。

そういった背景もあり、看護師がガンにかかってしまった患者さんを担当した経験をお持ちだと思います。ガン治療にはステージによっても治療方法が異なりますが、ほとんどの場合は抗がん剤による治療がおこなわれます。

患者さんが辛い治療をしているとき、どんな風に接したらいいのか?そして、患者さんのご家族とどのようにかかわったらいいのか?などに悩んでいる看護師が多いと思います。

今回は、ガン患者を担当した看護師の体験談を紹介します。

今までで1番心に残る患者さん

看護師をしていて辛かったことはたくさんあります。理不尽なクレームをもらったり、患者さんに暴力をふるわれたり、自分と看護感の合わないスタッフとの仕事や、いやがらせかと思うような頻回なナースコールなど。日々辛いことだらけのような感じです。

しかし、比べようがないほどの辛いことは、やはり担当患者さんの「死」に直面することではないでしょうか。看護師をしていて必ず越えなくてはならない高い壁だと思います。

私自身、何年間も忘れられない担当患者さんの「死」がありました。その患者さんは悪性新生物でした。つまりガンです。年齢はまだ40代と若く、働き盛り。本人もご家族も人生これからと思った矢先のガン宣告だったのだと思います。

高齢者の方の死も辛くないわけではありません。命が消える瞬間に立ち会う度に辛く、悲しい思いで胸がいっぱいになりますが、その40代の患者さんの死は私の中でとても辛いもので、今でも命日付近になると思い出し、自分の無力感を実感し、自分の看護の振り返りを行う機会となっています。

患者さんとの出会い

最初にその患者さんに出会った日、この人はガンで近いうちになくなる方なんだとわかってはいても信じられませんでした。年齢よりも若い外見で、健康な人と何も変わりのないように見えました。しかし、カルテには「ステージⅣ」の文字。ステージⅣとは末期の状態でした。

本人、家族にも医師からの説明はあり、ガンを治すための治療で入院したわけではなく、延命のための入院でした。患者さん自身、自分でもう長くないとわかっているのか、いないのか。特に不安を訴えることもなく、気をとりみだすわけでもなく、冷静沈着そのものでした。

その姿がまた、私の眼には悲しく映りました。「死」が怖いと思わないのか、家族とはどんな話をしているのか聞くことはできませんでした。

初回の入院からすぐに、完治を目指すための手術ではなく、延命のための手術が施されました。初回の入院は手術目的の入院であり、経過良好のため予定通り退院となりました。この頃の私は、この患者さんがこんなにも自分の胸に残る患者さんになるなんて思いもせずに何気なく業務をただ行っているだけでした。

化学療法の開始

忘れかけたころに2度目の入院。それから。化学療法が開始されました。化学療法とは抗がん剤のことです。近頃はドラマなどでも抗がん剤を使用しているところが放送されますが、抗がん剤の副作用で苦しむ患者さんの姿は何とも切ない気持になります。

治るための抗がん剤、そう思えは励ましの言葉も出てきますが、1日でも長く生きるための抗がん剤による副作用に苦しむ患者さんにはかける言葉も難しく、自分の存在の小ささを再認識することになります。

その患者さんは何度も何度も抗がん剤を行い、髪の毛はもちろん失い、まつ毛、眉毛もなくなり、初回の入院時とは全く別人のような姿になっていきました。とうとう味覚にも異常が現れ、食べることも困難になっていきました。食べることができない人間の体力はあっという間になくなっていき、手足も細くなり見ていることが辛い日々でした。

子供が面会に来なかった理由

不思議とそんな状態でも子供の面会はなく、いつも面会は妻ばかりでした。どうして子どもは面会に来ないのかと妻に聞いたことがありました。「こんなパパの姿は見たくない」と言ったのです。私も辛いと思っていましたが、患者さん本人や家族のほうがもっと辛いんだと気付きました。

その時の私は、患者さんばかりに目が行き、家族のことなんて考えられていなかったのです。なくなる当日、初めてお子さんにお会いしました。心の中で、お子さんに謝ることしかできませんでした。

病院に勤めていると、「死」は当然隣り合わせのもので、周りからは「死」に対する感覚が鈍くなるとか言われることもあります。しかし、向き合った患者さん一人ひとりの「死」は重いもので、そのたびに辛く、悲しい思いをします。そのたびに自分を振り返り、反省することになります。

看護師は、辛いことが多い仕事です。しかし、人と人とのかかわりの中で得られるものは、かけがえのないものだと感じています。辛いことの中から、学ぶことはたくさんあり、それを糧にこれからも精進しようと思います。

サイト管理人より

ガンは、発見された時にはできる治療が限られてくる場合もあり、今回の体験談でもあるように、ガンを治すための治療ではなくて、延命のための治療しかできないケースもあります。また、再発の危険性もあります。ガンになってしまった患者さんやその家族に対して、どう向き合うかは、看護師にとって大きな課題です。

今回、体験談をくださった看護師は、人と人とのかかわりをとても大切にしようと仕事をされています。やせ細って弱っていく患者さんに対して、声をかけられないという人もいますが、患者さんは孤独を感じていることもとても多いものです。

看護師でガンになってしまった人がいるのですが、ガン宣告を受けて、待合室でうなだれていたら、ガン宣告に立ち会った看護師が無言で横を通り過ぎたことに対して、とても孤独を感じたといっていました。あのとき「大丈夫ですか?」と声をかけてほしかったけれど、自分も看護師をしていたときは、そんな風に普通に患者さんの横を無言で通り過ぎたなといっていました。

ガン治療は辛いことが多いし、髪も抜けて、食事も満足にできず不安にもなるから、患者さんを孤独にさせないようにしないとなとそのとき思ったそうです。

患者さんの目線と看護師の目線は大きく異なるので、その差を埋めていくことがとても大切です。見守る看護も必要ですが、特に声もかけることもせず、遠くから傍観しているだけでは、患者さんやその家族を孤独にさせてしまいます。

自分がもしガンだったらどうしてほしいのか、患者さんの立場になって考え、できることを精一杯やっていきたいですね。

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