看護師の二交代制三交代制

当サイトには広告が含まれます。

看護師のお仕事には夜勤がありますが、二交代制を取っている病院と三交代制をとっている病院があります。これ以外にも当直制であったり、変則交代制などを導入しているところもありますが、全体的に見ると、二交代制や三交代制を導入しているところが多いです。

今回は、二交代と三交代のメリットやデメリット、どちらのほうがプライベートを充実させられるのかなど、実際の看護師の声をあげながら紹介していきます。

二交代制と三交代制の仕組み

看護師の二交代と三交代について、まずは勤務時間と労働時間や日数の仕組みや決まりについて紹介します。

勤務時間は・・・

	勤務形態	時間
二交代	日勤	8時30分～17時30分
	夜勤	17時～翌日9時
三交代	日勤	8時30分～17時30分
	準夜勤	16時30分～25時30分
	深夜勤	24時30分～翌日9時

労働基準法によって、1日に働く時間は8時間と決められています。1日8時間、1週間で40時間を超えて働かせてはいけない旨が規定されているのです。一般的な労働基準に沿った勤務体系が三交代制です。

ですが、看護師の場合は24時間体制ですので、例外が認められています。それが「変形労働時間制」という制度で、この制度によって、二交代勤務ができるようになっています。日単位ではなく、週単位や月単位で労働時間の上限を守るものですので、1日の労働時間は長いけれど、その分お休みの日が多くなります。

昔は三交代が多かったのですが、最近は二交代の勤務が増えてきており、実際に求人を見ても二交代勤務が多い状況です。

二交代制のメリットとデメリット

メリット	デメリット
・お休みが多い ・連休をとりやすい ・お給料が高くなりやすい(夜勤手当が高い)	・連続労働時間が長い ・体力的につらい ・家族の協力が必要

メリット

労働時間が長い代わりに、お休みが多いことが大きなメリットです。連休もとりやすいです。人によっては、お休みの日にしっかりと休息を取ることができるので、疲れもそれほどたまらないといいます。

そして、家族とお休みを合わせたりしやすいことを理由に、二交代を選ぶ人が多いです。そういったことが理由で二交代制が普及してきているのだと感じます。

また、夜勤の手当が高いことがあげられます。多いところでは2万円も出る病院もあります。お給料がその分高くなることは言うまでもありません。

デメリット

夜勤が12時間から16時間のところが多く、労働時間がとても長いことがデメリットです。集中力が続かなかったり、体力的がもたないという声をよく聞きます。

また、お子さんがいる場合、保育所に預けられたらいいのですが、たとえば、小学生ぐらいであれば、前日の夕方からずっとお母さんがいないわけですので、夕食や、次の日の朝食や学校へ行く身支度などを自分でさせなければならないことに不安を感じる人も多いです。

1食ならともかく、2食分もとなると、かわいそう・・・と感じる人もいるようです。ですが、その分、子供や旦那さんとのチームワークを感じることができます。

三交代制のメリットデメリット

メリット	デメリット
・集中力や体力が続きやすい ・精神的に楽	・シフトによっては疲れが取れないまま次の勤務が来る ・お休みが少ない気がする

メリット

労働時間が二交代制に比べると短いので、集中力や体力が続きやすいです。また、長時間緊張している必要がないため、精神的にも楽です。

長時間忙しくしている状況が続くと、体力以上に精神疲労がキツイですが、そういったことが少ないです。

デメリット

病院によっては、深夜勤をして、次の日は日勤という過酷なシフトが組まれてしまうところもあります。シフトによっては、仮眠ができなかったり、子供がいて、世話をしていたら眠る時間を取ることができず、すぐに次の勤務時間が来てしまったという経験をしている人も少なくありません。

また、お休みが少ない気がするという声も多いです。三交代は1回の勤務時間が短い代わりに、早くシフトが回りますので、連休が取りにくいです。

プライベートを充実させたい場合は二交代制

二交代も三交代も経験している人の体験を聞くと、プライベートを大事にしたい場合は、二交代制を選ぶという看護師が多かったです。

その理由としては、結局、1か月同じ時間働くのであれば、「より稼げて、よりゆっくり遊べる方が良い」というわけです。お休みを取れたかという感覚は人によって大きく異なりますが、1日まるまる休みでないと、休んだ気がしないという人は、二交代制を選ぶ方がいいでしょう。

また、三交代は勤務は早く終わっていいけれど、小さな子供がいる場合、家事に時間を取られても休息できる時間があることや、一緒に遊びに行くことができる日が増えるという理由から、二交代を選ぶ人が多いです。

二交代制を希望するけど、夜勤が長いことが心配な人へ

これまでの看護師たちの現場の声の紹介は、どちらかというと二交代制を押す声が多かったので、二交替制で働いてみたいなと気持ちが傾いているかもしれませんね。ただ、ずっと三交代で働いている人や、夜勤を経験したことがない人にとっては、二交代制の長い夜勤で働くことに不安を感じる人も多いのではないかなと思います。

実は、看護師の求人には夜勤専従看護師のアルバイトがあり、二交代制の夜勤のアルバイトができる求人がたくさんあります。1回あたり、3万円から4万円のお給料が出るものもありますので、かなり稼ぐことができます。

シフトも月1回からできるものも多数ありますので、長時間の夜勤ができるかどうか心配な人は、まずはアルバイトをしてみると、自分に合っているかどうかをチェックすることができます。

⇒　看護師夜勤バイト 1回3万円以上の高額な単発求人の探し方

二交代と三交代どっちにするか決められない人へ

二交代勤務でも、三交代勤務でも、病院によって大変さは大きく違います。二交代勤務で、残業がいっぱいのところもありますし、三交代勤務でも、上で紹介したような、深夜勤があって、その次の日に日勤を入れるようなところもあります。

ですので、シフトがどのように組まれているのかや、残業がどれぐらいあるか、有給の取得率など、総合的に考えて求人を判断することが大切です。

また、働き方としては、日勤だけの仕事をメインとして、別の病院で夜勤専従看護師のアルバイトを副業として、自分の都合で月に数回入れるということもできます。

どのような働き方をするのかや、求人を選ぶべきなのかは、個々のケースで違いますので、迷った場合は、とにかく転職のプロにアドバイスをもらうことが重要です。また、労働環境が悪い求人を選ばないためにも、客観的に見てくれる人の存在は貴重です。

看護師求人サイトでは、看護師相手にいろいろなケースを経験している担当者がつきますので、相談してみると自分にあった提案を受けることができます。担当者によって、合う、合わないがありますので、複数のサイトを利用するのが安全です。

⇒　看護師求人サイトのスペック比較表をみる