男性看護師　育児休暇

当サイトには広告が含まれます。

最近では、国会でも男性の育児休暇について話題になっていました。（というかそれを言い出した議員が話題になっていましたね）

昔は、男性は外で働き、女性は家で家事や育児をするものといったのが当たり前でありましたが、最近ではイクメンなどと、育児に協力的で積極的に参加するお父さんがふえてきました。

そのような中、少子化の改善もふくめて、男性も育児休暇をどんどん取得しようという社会の動きも出てきたようですね。

私たち看護師の業界でもまだまだ女性看護師が９割を占める業界ではありますが、男性看護師さんも病棟に一人二人と見かけるようになりました。では、皆様が一緒に働いている男性看護師さんは育児休暇の取得はされているでしょうか？

そのような男性看護師さんはあまり見ないように思われます。

いかがなものなんでしょうか？

それでは看護の業界と他のサラリーマンの業界と比較してみながら考えていきましょう。

男性看護師さんと育児参加

男性看護師さんは女性の職場に少人数で配属されており、常に女性に気を配りながら、もしくは女性看護師さんが気分を害しないように接してくれているという雰囲気が多く感じ取れます。

人当たりがソフトな方が多く、柔らかな口調の方が多いように思われますが、あなたの現場の男性看護師さんはどんな雰囲気ですか？

私の知っている男性看護師さんは積極的に育児に参加してお料理や、買い物、お洗濯とほぼ主婦を女性と同じように行っていました。

看護師は夜勤もあり大変ですが、逆にいううと普通のサラリーマンより時間活用しやすい環境にあるといえます。奥さんも早期に職場復帰されて昼夜問わず、育児に参加している男性看護師さんは多いですよ。

男性の育児休暇取得の現状

政府の「子ども・子育て応援プラン」で男女の育児休暇取得を推奨してはいるものの、男性の育児休暇の取得率は男性はわずか0.5％との事です。

育児休暇をとりたいという男性は多いようですがなぜこのように日本の男性の取得率が低いのでしょうか。

理由として、このように政府が推奨しているにも関わらず、「過去に育児休暇を取得したことがない」という前例がない事が、一般の会社の現状で、なかなか取得しにくいという理由らしいです。

現場レベルの取得しにくい理由として、「現場業務が滞る」「同僚の負担が大きくなる」などもあります。その他に「出世にひびく」などというお話もなきにしもあらずです。

育児休暇中のお給料は？

日本はまだまだ男性のお給料で家計のやりくりを行っている家庭が主であり、男性が育児休暇を取ることにより、経済的な負担が出てきます。支給される賃金は休業前の賃金の40％となります。ボーナスは対象外となります。

詳しくはこちら⇒　看護師の育児休暇中の給料はどれくらいもらえる？出産手当金は？

男性看護師さんの育児休暇はとれるの？

育児休暇は、男性女性関わらず、取得する権利がある休暇です。

「労働者が申し出れば子どもが1歳に達するまでの間、育児休業する事ができる」と法律で定められています。ですので基本的に男性看護師さんも取得できる休暇なのです。

いずれにしてもお給料の保証はありません。

実際育児休暇をとっている男性看護師さんっているの？

私たち看護師の業界は、慢性的な人材不足の現場です。

月々の休みの勤務希望を出すのでさえも気を使い、長期休暇なんてとんでもないという病院も多いのではないでしょうか。

育児休暇も早期に切り上げて復職したりして何かと同僚い気を使う職場ですね。与えられた権利といえども、なかなか申し出にくいものです。

出産後の女性看護師ですらかなり気を使う勤務状況であるのに男性看護師の方々は女性看護師にいじられながらお仕事をしているのでもっと気をつかっているに違いないです。

いろいろ調べてみますと、やはり働きやすい職場作りやワークライフバランスを推奨している病院も多く、実際には男性看護師さんが育児休暇を取得されている病院もありました。

しかし残念ながら、このような待遇の病院は比較的大きな公的な病院で、個人病院などはやはり取得は難しいようです。

日本の男性が求める育児休業って？

外国では、女性が育児休業終了後、復職する時期と交替して男性が育児休暇を取得する方法で休暇取得をする方法が多いようです。

日本の男性の育児休暇の取り方や、考え方として専業主婦の妻が産後育児が大変な時期に短期間、妻を助けるという意味合いで育児休暇を取得する事が主流となっています。

そして短期で、育児休業を取得し早期に復帰する事が日本の育児休暇のとり方となっているのでしょう。このように外国の育児休暇と日本の育児休暇の捉え方にはかなりの違いがでてきています。これは、日本人の会社での働き方も影響しているようですね。

しかし現在、ほとんどが共働き夫婦となってきていますので、少しずつ、男性も、雇用している会社組織も意識をかえていかなくてはならないのではないでしょう。

妻を助けるのではなく、イクメンさんとして妻が働いて意いる間、一人で育児や家事ができるようにする期間ではないかと思われます。

このように意識を変えたり、育児休暇のスタンスを変える事により、男性の育児休暇への観が方も変り、会社組織も育児休暇の捕らえ方が変る事で育児休暇の取得がしやすい社会となってくるのではないでしょうか。