看護師　退職理由　育児

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看護師の離職率、定着率の問題を良く耳にします。特に都市部に行けば行くほど離職率は高くなりますし個人病院のほうが離職率は高い傾向にあります。

看護師退職理由ですが、私が後輩などから相談を受ける時によく聞くのが、

• 「人間関係」
• 「忙しい」
• 「休みがもらえない」
• 「上司との折り合い」
• 「組織の体質についていけない」

などが多いように思います。

また結婚、出産、転勤などライフスタイルの変化により仕方なく退職していく看護師さんもたくさんおられます。

退職の理由はいとそれぞぞれですので仕方がないこと。「育児」に関してもそれぞれの事情があります。できるだけ退職は避けられるような取り組みと、退職するにあたりどういう手段をとるべきか一緒に考えて行きましょう。

退職理由を上司に伝える時は「ウソ」は見抜かれている！？

いかなる理由で退職を申し出ても、「ウソ」の退職理由を申し出るのはいかがなものかと思われます。

「ウソ」をつくパターンとしては、「人間関係」に嫌気がさしてストレスを感じているにもかかわらず、「結婚するので退職します」などとぬけぬけと申し出る看護師さんがいます。こういう看護師さんは多分病棟に悪い雰囲気をもたらしている可能性が高い人材のため、師長さんも「早く辞めて欲しい」と思っている看護師の一人ではないでしょうか。

人間関係で悩みがるなら相談すると、普通の師長さんなら、きちんと悩みを聞いて聞いてくれると思いますし、あまりにそのような退職理由が多いようであれば、セクションとしての問題としてなんらかの対策を考える事は師長さんの仕事です。ですので退職理由は素直に伝えて今後の職場風土の改善に役立ててもらいましょう。

退職したくなくても退職をせざるを得ない理由

これらの理由としては、ライフスタイルの変化、「結婚」「出産」「転居」といったところでしょう。

家族の転勤などで仕方なく転居する場合は、師長さんへの相談しても報告でしかないのですが、例えば、退職理由が、結婚や育児という場合は師長さんに相談する事により退職に至らずに、様々な方法で相談に乗ってもらう事ができるのではないでしょうか。

私たち看護師の仕事は家庭や育児と仕事の両立は、大変困難で、家族によほどの理解があったり、両親など協力してくれる人が近くにいないと本当に難しいと思います。

現在はどんな、病院や施設でも個人の事情をしっかりとサポートしてくれて自分の条件にあった部署への異動や、勤務時間や雇用形態の変更なども考えてくれるため退職は最後の手段という事にしておきましょう。

育児は退職理由になるのでしょうか？

いかなる場合でも、仕事が続けられない状況が発生した理由を退職理由とします。もちろん退職届には「一身上の都合」と記載しても問題はないのです。ただ退職を申し出た際には理由を聞かれますので育児によって仕事を続けられない理由を伝えましょう。

育児によって退職せざるを得なくなる理由としては、出産しても仕事を続けていく予定であったが思った以上に育児が大変で、両立できないとか、育児に協力してもらう人がいないとか、今話題の保育園に入れないとか、病気で通院が必要など個々それぞれですし、そのつらさは個人的は環境もあるため、他人には理解できないところもあり、当事者しかわからない事もたくさんではないでしょうか。

師長さんに相談して,様々な働き方を検討してもらっても、どうしても育児により退職せざるを得ない状況ならば、退職理由は「育児」としても特に問題はないかと思われます。

どんな理由でも、師長さんに理解してもらってから退職しよう

「育児」はもちろん退職理由の一つにはなります。しかしあなたの退職理由の「育児」について、上司である、師長さんやそれを知っているスタッフのみんなはあなたが働きやすいようにそれなりに気を使ってくれています。

例えば、勤務の終わりかけの処置を交代してくれたり、その日の受け持ち患者数を調整してくれたり、できるだけ時間通りに仕事が終わり育児の時間が取れるように配慮してくれています。ですので、あなた自身も周りのみんなの気持ちを理解して上司や、スタッフの方々に感謝の気持ちが伝わるように在職中は、お仕事をしていきましょう。

そしてお互いに退職という事を理解してもらったうえで退職の承認を得るようにしましょう。そうする事でお互い気持ちよく退職する事ができます。

保育園を持っている病院を選ぶという選択

育児を続けながら看護師の仕事を続ける事は簡単な事ではありません。しかし、共働き夫婦が主流で、看護師業界はまだまだ人材不足という状況です。

どこの施設、病院も人材を獲得するために知恵をしぼっています。

ママさん看護師さんも働ける環境を整えるため、保育園の併設をしている病院が多くなってきました。シングルマザーの看護師さんも働きやすいように24時間の保育園を運営している病院もあります。

こういう保育園を利用していると、自分がお休みの時でも子供を保育園にあずけることができ、自分の時間でリフレッシュする事もできるので意外と、メリハリのあるワークスタイルができますね。育児や仕事のストレスも保育園を利用することで軽減されると考えます。

地域の保育園に預けるとお迎えの時間を気にしたり、基本的に保育園に入園できないという社会環境で出産後に復職できないということも考えられます。しかし病院の保育園を利用するとこのような心配はありません。

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