非常勤看護師で働くメリットとデメリット。時給・日給・月給相場
結婚や出産や、常勤で働くことにつかれてしまうなどをきっかけに、非常勤看護師として働くことを希望する人も少なくありません。非常勤看護師として、バリバリ働いている人もいますが、常勤に比べてメリットはあるのかやデメリットは大きいのかなど、心配なことはたくさんありますよね。
常勤の仕事を手放して、非常勤で働く方がいいのか?それとも常勤で頑張るほうがいいのか?非常勤看護師のメリットやデメリット、そして、非常勤看護師の求人を探すうえで重要なポイントを紹介します。
非常勤看護師のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・シフトの融通が効きやすい
・ストレスが少ない ・時給が高い ・年齢が高くても採用される |
・なかなか評価されない
・良い教育が受けられない場合が多い ・仕事にやりがいを感じない場合も ・福利厚生が少ない |
非常勤看護師のメリット
非常勤として働けることの最大のメリットは、勤務日数や勤務時間の融通が利きやすいということです。
常勤であれば、有休をとることも職場によっては難しいですし、数か月前から希望を出す必要があります。また、連休のお休みのシフトも、先輩看護師が優先となることも常勤の場合は多いです。
非常勤の場合は、そういったことを気にせずに、好きな時にお休みを取ることができるので、プライベートを充実させたい人にとっては、大きなメリットになります。労働時間を調節できるので、ストレスも少ないです。
また、時給が高いこともメリットとしてあげられます。
時給 | 1000円から4000円 |
---|---|
日給 | 1万2000円から1万5000円 |
月給 | 30万円(時給1万5000円で20日間働いたとして) |
日勤で20日間働くだけで30万円ももらえるのだったら、かなり効率がいいです。都市部にあれば、時給も高くなる傾向にあります。
看護師は資格があれば働くことができますし、看護師不足の背景もありますので、年齢が高くても採用は活発です。また、スキルや経験によっては、高い時給で働くことができます。また、一度非常勤を経験したとしても、また常勤に戻ることも難しくありません。
常勤で看護師として働くことができなくなってしまったけれど、落ちついたらもう一度戻ってきたいからブランクをあけたくないという人も、非常勤看護師の道を選択してスキルの維持に努めている場合も少なくありません。
非常勤看護師のデメリット
非常勤看護師は、時給は高いけれど、常勤と比べるとどうしても安くなりますし、非常勤として同じところで働き続けても、なかなか評価されず、給料が上がることが期待できません。
常勤で、昇給幅が大きいところに勤め続けていれば、どんどんお給料もあがっていくのですが、非常勤看護師は、続けることで得られるものがあまりありません。
そして、非常勤看護師は即戦力が期待されて採用されますので、看護師として育てようという意識がない病院やクリニックもあります。勤務先によっては、看護師としての能力を存分に発揮することができない仕事を任されてしまうこともあります。
非常勤看護師になって、大きなデメリットとなるのが福利厚生面でしょう。社会保険などが受けることができなければ、国民健康保険や国民年金など、すべて自分でやらなければなりません。
メリットとデメリットをふまえて
非常勤看護師として働くメリットとデメリットについて紹介しましたが、他の職種に比べると、非常勤看護師はとても恵まれています。たとえば、スーパーでパートするのであれば、非常勤看護師と同じようなデメリットはありますが、時給は1000円以下ですし、年齢が高いと採用されにくいこともありますし、看護師のように働き手が不足することがないですから、そんなに大事に扱われません。
常勤看護師の福利厚生はいい場合が多いですし、給料も高いので、常勤と比べてしまうと、どうしても非常勤看護師のデメリットが目立ってしまいますが、他の職種の非常勤勤務に比べると、働きやすいです。
非常勤看護師の求人を探す前に考えるべきこと
非常勤看護師として、働く場合に注意すべきなのが福利厚生です。上で社会保険に関して紹介をしましたが、産休や育休もない場合が多いです。常勤の看護師の求人では、産休や育休がほとんどのものに当然のようについています。はやり、女性社会だからでしょうね。
でも、非常勤看護師は受けることができない場合も多いので注意が必要です。病院によっては、働く時間数によって、非常勤でも福利厚生として産休や育休がもらえるところもありますので、そういった求人を探すようにしましょう。
現在、常勤で働いていて、出産や育児のときだけ非常勤にしようと思っている場合、もしかすると、そのまま常勤で働いて、産休や育休を取得するほうが良いこともありますので、しっかりとリサーチをしたうえで意思決定をするようにしましょう。
常勤で働いていたけれど、結婚や出産で非常勤として働き始める人がいますが、常勤を辞めてしまったことに対して、後悔する人もいます。理由としては、子供に手がかかるのは少しの期間でずっと続くわけではないから、我慢すればよかったというものです。確かに、子供が学校に行き出してからは、ほとんど手がかからなくなりますし、そのかわり学費などお金がかかることが増えるので、常勤を続けていたらよかったという嘆きは納得するところでしょう。
とはいえ、看護師はブランクがあっても、再度、常勤として働くことは難しくないので、非常勤勤務になることに対して、そこまで深刻に考えなくても良いと思います。
非常勤看護師の良い求人の見つけ方
病院やクリニックによって、非常勤看護師の待遇は全く異なります。時給の面でもちがいますし、福利厚生面でも大きく違うので、求人を探すときは、できる限り情報を集めて、自分に合うものをみつけることが大切です。
非常勤でも、やりがいを感じられるような重要な仕事を任せてくれるところもあれば、軽い仕事だけだったりします。何を優先させるかで、選択すべき求人は変わってきます。
看護師の場合、求人を探すときは、看護師専用の転職サイトを利用します。非常勤看護師の情報はどのサイトでも扱っていますので、まずは登録をして情報収集することが大切です。
また、看護師転職サイトの担当者に希望を伝えると、自分が希望する求人をみつけてくれたり、非公開求人を紹介してくれたり、場合によっては病院と待遇について交渉をしてくれることもありますので、担当者をうまく使うことが大切です。
ただ、担当者によって、合う人もいれば、合わない人もいます。そのサイトがいけないとかではなく、たまたま担当者が良くないこともありますので、複数のサイトに登録しておいた方が安全です。
当サイトでお申し込み数の多い転職サイト
⇒ 管理人がまとめた転職サイトのスペック比較表を見る
転職したいなら以下の記事もチェック |
看護師の履歴書の書き方!自己PR・志望動機・得意科目は? |
看護師の面接必勝マニュアル!これで面接対策はバッチリ! |
看護師転職時の年金・税金の処理方法!面倒な手続きもこれでわかる! |
看護師転職時の健康保険手続き方法まとめ! |
看護師の退職理由はどう話す?具体的な理由も紹介します! |
給料アップ目指すなら以下の記事もチェック |
看護師の副業でおすすめは?目指せダブルワーク看護師で年収1000万 |
給料アップのための看護師転職!施設や診療科の狙い方 |
看護師の平均給料は安い?手取りは?高い県はある? |
看護師バイトでお小遣い稼ぎするなら以下の記事をチェック |
看護師の副業・バイトの確定申告やバレない税金の支払い方 |
看護師の副業・ダブルワークは違法?罰則や罰金はある? |
看護師の副業・ダブルワークはバレる?マイナンバー制度でどうなる? |
20代看護師におすすめのイベントナース!看護師単発バイト |
MCナースネットの口コミ・評価(看護師単発バイト・ツアーナース等に強い!) |