主任看護師の役割や年齢層
看護師で、キャリアを考える場合、一番最初に目指すところが主任看護師ですが、どのぐらいの年齢になったら、主任を任せてもらえるのだろうかと疑問に思う人も多いのではないでしょうか。主任看護師になると、お給料も待遇も良くなりますので、ぜひ、なれるようにがんばっていきたいところ。
今回は、主任看護師の役割についてや、なることができるだいたいの年齢について紹介していきます。
主任看護師の役割
主任看護師とは、看護師長の補佐をする役割をしており、一般看護師をまとめ、看護師長に報告することが主な仕事になっています。
一般の会社でいうところの係長に相当し、中間管理職的な役割をしており、看護師長や、看護部長を目指したいと思っている場合は、まず、主任看護師になる必要があります。
看護師の役職一覧
看護部長 | 病院の全看護師をまとめる |
---|---|
看護師長 | それぞれの診療科に配置されており、科をまとめる |
主任看護師 | 一般看護師をまとめる。看護師長の補佐的役割 |
一般看護師 | 看護業務を遂行する |
主任看護師になることができる年齢・スキル
主任看護師になるためには、たいていキャリアが10年以上必要であることが多いです。もちろん、病院によっては、スキルや能力が高ければ、経験年数が10年に満たなくても、主任看護師を任されているケースもあります。年齢でいうと、30代から40代の主任看護師が多いです。
主任看護師は、一般看護師をまとめることもできなければならないため、そういった対人スキルも大切になってきます。
- リーダーシップ力
- コミュニケーション能力
- マネジメント力
- 看護師業務がスムーズに遂行できること
- 一般看護師たちの状況把握
- 臨機応変に対応できるか
- ベッドコントロール
以上のようなスキルが試されるポジションです。
最初からこれらをすべて完璧にできないと主任看護師になることができないわけではありません。ですが、主任看護師になりたい場合は、周囲に対して、積極的に仕事ができるアピールも大切です。
主任看護師の仕事
主任看護師の主な仕事は3つです。
- 一般看護師のサポートや管理
- 看護師業務の管理
- 看護師長の補佐
この3つに関して、詳しく紹介していきましょう。
一般看護師のサポートや管理
一般看護師といっても、新人看護師から、ある程度経験を積んでいる人までいろいろな人がいます。看護師一人一人が、気持ち良く仕事ができるように、主任看護師はフォローを入れたり、コミュニケーションを円滑にするために観察をし、サポートをします。
主任看護師は、一般看護師たちが報告や連絡、相談を一番しにいく最も身近な人ですから、職場の人間関係の要を握っているといっても過言ではありません。
たまに、自分よりも能力が高い一般看護師もいて、医療用語の特殊な略語などで話されたりなど、一般看護師よりもいろいろ知っていなければならないという見栄から、自分よりできる人との接し方がわからない・・・とストレスに感じる人もいます。あとから、焦らないように、主任看護師に選ばれる前からたくさんの知識をつけておいたり、これは誰にも負けないというものを身につけておくと強いです。
看護師業務の管理
看護師業務の管理といえば、インシデントレポートです。こういった振り返りとか、ヒヤリハットのまとめをするなどの危機管理が主任看護師の業務管理の重要な仕事です。
一般看護師の振り返りなどチェックしたりも勿論ですが、レポートで問題提起をしたら、それに対する対策も考えなければなりません。対策を考えるのがけっこう大変なので、インシデントレポートを見たくないという主任看護師もたくさんいます。
また、委員会や研究会の進行や問題把握をして、一般看護師に助言することも大切な仕事です。今までの経験を生かして、他の看護師よりも高い視点からのアドバイスができる必要があります。
看護師長の補佐
看護師長がすべての一般看護師の管理やベッドコントロールは難しいので、看護師長を手伝い、シフト作成や患者さんの管理をおこないます。
主任看護師は、一般看護師と患者さんの両方の状況を把握しているため、適切に看護師長に状況報告をして、適切に意見できることが必要です。
毎月のシフトを考えることが一番大変で、みんなの希望を叶えてあげたい気持ちと、仕事が円滑に進むようにちゃんと必要な人数をそろえなければならないジレンマで、毎月頭を抱える人が多いです。みんなの希望を聞いて、気がついたら、自分のシフトがかなりタイトになってしまっている主任看護師の姿もみます。
ですが、みんなで仕事をしているので、全員に仕事をきちんと割り振って、誰もが気持ち良く働いていくことができるようにシフトを調整するのは、主任看護師の腕の見せどころですし、管理職ポジションである人の大切な役割です。
主任看護師になると引く手あまた
主任看護師から、役職がつく仕事になります。役職のポジションを経験していると、転職で有利になる場合が多くなっていきます。主任看護師という役職が与えられたということは、病院から、一定の評価がもらえているということになるからです。
主任看護師を募集している求人もあり、一般看護師だったとしても応募できるものもあります。また、前の病院では、主任看護師だったとしても、知識や技術によっては、役職がランクアップするなどもあります。
看護師の世界では、転職することによって、キャリアアップが近道になることもあるので、今すぐに転職をする気持ちがなくても、看護師転職サイトに登録しておき、情報収集をしておくといいです。キャリアアップ思考が強い人は、求人の情報もしっかりとつかんで、自分のキャリアに最適な選択をしています。
キャリア形成は戦略的にやっていくことが大切なので、看護師転職サイトの担当者を、自分のキャリア相談役のように使っている人もいます。そのように相談しているうちに、人によっては優先的に、条件の良い非公開求人を紹介してもらったりなどがありますので、キャリアを上げていく上で、うまく看護師転職サイトを利用することが重要です。
こちらに、主任看護師の待遇や給料についてまとめましたので、参考にしてくださいね。
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