職場の人間関係が最悪。ストレスでうつに。現在は看護師に復帰
看護師で、続けられない・・・と悩む多くの人は、職場の人間関係に悩んでいるケースがとても多いです。肉体的にも精神的にハードな職業ですので、先輩からいじめられたり、同僚から無視されたり、そのような経験がある看護師は少なくありません。
今回は、第二次救急病院で働き、職場の人間関係が最悪で、悩み苦しんだあげく、ストレスが溜まり過ぎでうつになった体験談をお聞きしましたので紹介します。勇気を出して相談しても聞いてくれない・・・我慢していたら、自分のほうがイカレてしまった・・・そんな体験談です。
今回の体験談を投稿してくださった方は、今、楽しく看護師の仕事を続けているということですので、その解決方法にも注目です。
サービス残業三昧の日々
私は看護師として働いて5年目になります。2年前に転職をし、今は慢性期の病院で勤めており、忙しくも充実した日々を送っています。
最初の3年間は都内の第二次救急病院に勤めていました。忙しいのはまず当たり前でしたが、休日もほかの病院と比べ少なく、研修会や勉強会で休日も出勤していたので、家にいるより病院にいる時の方が多かったように思えます。
それだけならまだ我慢できたかもしれませんが、日々の残業が2.3時間が当たり前で、帰る頃にはヘトヘトでごはんを食べて寝ることが精一杯だったことが辛かったです。さらに何が酷かったかというと、沢山残業しても残業代が殆ど出ず、実質残業を一カ月で10時間しかしていないような分の給料しか出ないということでした。殆どサービス残業だったのです。
不満はありましたが、先輩たちはもっと遅い時間まで残って仕事に追われていたので、誰にも文句を言うことができませんでした。また、給料のことはあまり話題にしてはいけないような雰囲気もありました。
やっぱり辛いのは人間関係
しかし、何より辛く、その病院を辞めた理由の1番は人間関係にありました。私は、入職してすぐに脳神経外科の病棟に配属されました。
失語症などでコミュニケーションがとりずらい患者様が多く、意思疎通が上手くできず、患者様を悲しませてしまったり、患者様に「何で分からないんだ!」と枕を投げつけらることもありました。しかし、そんなやり取りを続けながら患者様と意思疎通ができ、「あなたに会えてよかった」と言われた時は今でも鮮明に思い出すほどに嬉しかった出来事です。
また、患者様にある程度厳しい言葉を言われても、今は重い後遺症に衝撃や怒りやら悲しみでいっぱいな時期なのだろうから、周囲に気を使ってはいられないのだろうと、割り切って考えて仕事に励んでいたので、患者様から言葉で気持ちが傷つくということはあまりありませんでした。
問題だったのは、プリセプターをはじめとる先輩たちからのキツい言葉と態度でした。ナースステーションは常にギスギスとした空気が漂っており、毎日誰かしらの悪口や噂話が飛び交っていました。特に新人に対しては風当たりが強く、遅めにくる新人に対してカルテをわざと使わせないようにしたり、挨拶しても無視をしていたりする先輩がいました。
私の担当のプリセプターは特に厳しい方で分からないこと、忘れてしまったことを聞くと、「なんでメモってないの?」、「それくらいよく見たら分かるでしょ。少しは自分で考えてよ!」と高圧的に言われてしまうばかりで結局何も教えてもらえない時もありました。
誰も味方をしてくれない!結局うつに・・・
辛くてどうしようもなくなり、感情が抑えきれずナースステーションで泣いてしまうこともありました。しかし、そんな私に声をかけてくれるような人はおらず、なんとか頑張って涙をこらえて患者さんのケアに行っていました。
そういった、先輩との関係が上手くいかない時は大抵、その病棟の師長に相談し、対処していただくというのがスジですが、師長はゆとり世代イコールだらしない、やる気がない若者と考えていた方だったので、思い切って相談してみても「今の若者はすぐ弱音ばかり吐いて困る。我慢が足りなさすぎるのよね」と言うだけで、何も解決することはありませんでした。
そんな日々が続き何とか仕事をしていたものの、ある日急にごはんが食べれなくなり、出勤の時間になっても体が動かす、ついに仕事が出来なくなってしまい、うつ病と診断を受け、それを理由に仕事を辞めることになりました。
現在は楽しく過ごしています
辞めた当初は本当に辞めてしまって良かったのかと後悔ばかりしていましが、今の勤めている暖かみのある病院に出会い、また看護師として働くことができたので、辞めて良かったと思います。仕事はやはり人間関係の良さにかかっているのだと思います。
サイト管理人より
カルテを見せない、挨拶してもかえさないって子供か!と突っ込みたくなるぐらい低レベルのイジメがあるなんて悲しいですね。女性ばかりの職場は、女の園となどと形容されることもありますが、そんな素敵な響きが似合う職場ばかりではないです。どちらかというと、女の戦い勃発のようなドロドロのところも実際のところ多いです。看護師の場合は、先輩からのイジメが多いなという感じがあります。
先輩から指導がなかなか受けられないのも、残業代がほとんど出ないという病院の体質自体にも問題があるでしょうね。教える時間を取られて、残業時間が増えてしまうのは誰でも嫌ですから。
イジメがある職場は、いろいろな水面下の問題がイジメという状態で出てきてしまっているので、そう簡単に改善が望めないことが多いです。今回の体験談のように転職をしてしまうのが一番手っ取り早いと思います。実際に、転職して人間関係も良くなって、お給料も良くなって、もっと早く転職に踏み切ればよかったという人もいます。
転職サイトを利用して、担当者に職場の人間関係をきっちり聞いてから入職する人もけっこういます。あまり転職をすると、よくないんじゃないかと思っている人もいますが、自分がうつになっちゃって、そもそも仕事ができなくなっちゃうほうが、問題としては大きいと思いますよ。だから、転職という選択肢も考えて、転職の専門家にまずは相談してみるのがいいと思います。
人間関係に悩む人にオススメの診療科
一概には言えないので、あくまで一例ですが、人間関係が比較的さっぱりしているのは、男性看護師が多い職場です。
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