円満退職するための3つのポイント(看護師転職成功マニュアル)
看護師のお仕事は、新しいお仕事に内定するよりも退職するほうが難しい場合もあります。「今、辞めてもらっては困る!」と引き留められる場合もあり、なかなか退職を認めてもらうことができないケースもあるのです。
辞めたいと思っているのに、今までお世話になっていることだけを理由に、ずるずると仕事を続けていても、あなたの人生にとってプラスにはなりません。できる限り波風を立てないで円満退職をするためにはどうしたらいいのか?ポイントを3つに分けて紹介します。
<退職・転職時にやるべきことまとめ>
- 看護師転職時の健康保険手続き方法
- 看護師転職時の年金・税金(住民税・所得税)
- 看護師で失業保険給付を受ける条件は?給付額や日数は?
- 看護師の職務経歴書の書き方!自己PR見本例文サンプル
- 看護師の履歴書の書き方!自己PR・志望動機・得意科目は?
- 看護師の退職願の書き方と郵送方法!理由は?辞表との違いは?
- 自己分析の仕方(看護師転職成功マニュアル)
- 看護師の退職理由はどう話す?(面接必勝マニュアル)
- 看護師の面接必勝マニュアル(よくある質問と模範解答例)
- 看護師内定辞退の仕方・断り方は?電話の方が好印象?
ポイント1 転職時期とタイミング
円満に退職したい場合、一番重要になるのが転職時期とタイミングです。自分の業務の引継ぎなどしっかりと整理をしてから退職をする必要があります。新しい職場がすでに決まってる場合は、早く新しい職場で働き始めたい気持ちはあると思いますが、病院に人が不足しがちな繁忙期は避けるなどをして、なるべくトラブルにならないように心がけることが大切です。
法律的にいうと、退職について取り決めがない場合は、退職を申し入れてから2週間で雇用関係がなくなります。ですが、通常は、退職の申し入れは1か月から2か月ぐらい前に行うように就業規則で決められている場合が多いです。退職の意思を伝えることについて、就業規則で決まっている場合は、就業規則に従って退職の意思を伝えます。一般的には、就業規則がある場合は、職員に就業規則が書かれたものを配布することが法律で義務付けられています。ですが、配布していない場合も少なくありませんので、自分でしっかりと確認するようにしましょう。
また、あなたが行うべき退職・転職に向けての全スケジュールは以下です。
- 転職活動はいつやるか
- いつ退職の意思を伝えるか
- 後任者への引き継ぎをどうするか
- いつから新しい職場で働くか
転職活動は、今の職場にいるうちにおこなう人もいれば、退職してから探す人もいます。今は、看護師のような不規則で重労働の仕事をしながらでも快適に転職ができる、看護師専用の転職サイトが充実していることもあり、今の職場にいるうちに転職先を探す人も多いです。
ちなみに、退職願を出してしまうと、通常取り消しができません。ドラマのようにビリビリ破ってなかったことにするということはほぼないです。そのため、内定が決まってから退職願を提出する人が多いです。
ポイント2 退職の伝え方
退職を伝えるときは、十分に自分の心の準備をしっかりしたうえで行いましょう。ちゃんと自分の意思を伝えることができなければ、ポイント3で紹介するように上司に反対されたり、退職の引き留めを受けることになります。
退職の伝え方で気をつけなければならないのが・・・
- 直属の上司へ口頭での相談をしてから退職願を提出する
- いきなり退職願は厳禁
- あまりネガティブな退職理由は避ける
この3つに注意してください。
いきなり退職願を出してしまうと、新しい人を入れなければならないなど対応が追い付かなくなってしまいますので、少し余裕をもって相談するとベターです。そして、相談するときも、退職願を出す時も、退職理由として書く内容はネガティブな内容を避けるようにします。
ポイント3 退職の引き留め対策
看護師は、どの企業でも不足している場合が多いので、退職希望者が上司に退職を反対されたり、引き留めに合うケースは珍しいことではありません。引き留めに合っても、自分の意思を貫けるように準備しておくことが大切です。
まず、自分の意思をしっかりと持ちましょう。なぜ退職をしたいのか理由をはっきりさせ、退職することを決意します。表向きの理由と本当に退職したい理由を考えましょう。退職を円満に行うためには、上司に「しょうがないな」と思わせられなければなりません。そして、情に流されずに自分の意見をしっかりと発言することも大切です。
また、退職の理由としてあげるとしたら、表向きの理由として、未来のためにステップアップすると伝えるのがオススメです。
たとえば、恋愛で、相手に飽きてしまったとか嫌気がさした場合、そのまま伝えますか?そのまま伝えては非常にマズいですよね。相手を傷つけます。でも、「これから夢に向かって頑張りたいから一緒にいる時間が取れない」「仕事に集中したい」など、相手が与えられないものや、仕方がない理由を別れる理由にあげると、円満に別れられますよね。
退職理由も一緒で、どうしようもない理由をあげて円満退職しましょう。
円満退職に向けての転職活動
退職するとなった場合、在籍中に次の良い職場を決めておきたいですよね?しかし、よほどのコネなどがなければ、なかなか自分で良い転職先を見つけることはできないですし、そもそも時間もありません。
そういった時に頼りになるのが、看護師転職サイトです。
看護師転職サイトとは
看護師転職サイトとは、看護師の転職に特化していて、無料であなたの転職をサポートをしてくれるサイトのことです。昼夜を問わず忙しく働く看護師をサポートしてくれる体制が整っていて、求人を探すところから、仕事の条件の交渉、内定まで、プロがあなたの転職を成功に導きます。
看護師転職サイトでは、通常では公開されない条件のいい非公開求人を紹介してもらえたり、さらに条件をよくしてくれるように担当者が掛け合ってくれる場合もあります。履歴書の書き方や面接対策まで丁寧におこなってくれるため、あなたが希望する条件の仕事をしっかりとゲットできる確率がグンとアップします。
退職予定日1ヶ月前までにするべきこと
退職予定日1か月前までには、いつ頃退職するか、上司にいつ伝えるかなど、退職に向けたスケジュールを立てておく必要があります。
家計のこともあるので、家族や配偶者にも退職のことを同意してもらい協力してもらいましょう。
退職の意思を上司に話す
いつ退職するか希望が決まったら、直属の上司(看護師長)に「退職したいのですが…」と相談を持ちかけます。
その後、病院によって手続きは異なりますが、看護部長との面談を経て、退職の手続き方法を知る事務長面談が行われます。このときに、退職理由などが聞かれますので、しっかりと準備しておきましょう。
病院側と相談しながら正式な退職スケジュールを決定
具体的な退職日は、病院側の都合も聞きながら決めることになります。引継ぎやシフト都合を考慮し、最低でも1ヶ月以上先の日になる場合が多いです。病院の就業規則でより長い日が決められている場合は、そちらに従うことになります。
同様に、引継ぎや退職手順などは指示に従い、退職日までに必要な事柄のスケジュールについても話し合います。双方が納得できる形で退職が完了するように頑張りましょう。
退職願の作成・提出
企業側との交渉で、退職日がおおむね決まったら退職願を提出しましょう。退職届は、企業の意思とは関係なく自己都合のみで退職したいと申し入れるものなので、退職願で出すほうがいいです。
前述の通り、退職日の1 ヶ月前までに上司へ相談し、双方が納得する日付で退職願を提出します。この際、直接手渡しすることが原則です。些細な反感が引き止めに繋がりますから、上司ができるだけ忙しくない時間帯に手渡しをするようにしましょう。
強引に引き留めに合うケースもありますが、退職を認めないことは労働基準法で禁止されています。あまりに理不尽な引き留めに合う場合は、法律で禁止されている行為をされているんだという意識を持っておきましょう。圧力をかけられても、泣き落としを受けても、あなたには病院を辞める権利があります。
※ちなみにですが、退職願の作成方法も看護師転職のプロに聞いたほうが良いです。そのほうがより適切なアドバイスをしてくれます。看護師転職サイトをうまく活用していきましょう。
後任者への引継ぎ
後任者への引継ぎは後からトラブルになる原因になるので、担当業務を後任の人にしっかりと引き継ぎを済ませておきましょう。特に、自分だけがおこなっていた業務などは引継ぎを慎重に、後任が困らないよう念入りな対応が必要です。人に教える経験は、自分のスキルアップにも繋がると思うと、前向きに行うことができます。
後任者に少しでも不安を与えないよう、できるだけ丁寧に教えるには、自分の業務について細かく洗い出し、引継ぎの内容をしっかりと文書化しておくとスムーズです。文書があれば、退職してからわからないことが出てきてしまってもカバーできます。中途半端な引継ぎをすると、辞めてから「あれってどうやるの?」といちいち電話がかかってくる事態になり面倒です。文書化するのが手間だと思ってもやっておくほうがいいでしょう。
退職後、引継ぎで不明点があり、新しい職場に連絡があっては迷惑です。あらかじめ退職後の連絡先を伝えておくことをオススメします。
退職日の前日にやるべきこと
荷物の整理・備品の返却
身の回りの片付けは、早くても前日から行います。あまり早くから始めると悪印象の元ですから、最終日に周りの様子をうかがいながら始めると良いでしょう。
退職にあたり、返却が必要なものを確認し返却できるようにしておき、次の職場に入るために受け取るものがありますので、あらかじめ確認し、受け取ることができるように準備してもらいます。
看護師退職時に受け取るものと返すもの
返却するもの
- 健康保険証
- 職員証、職員バッチ、名刺等
- 通勤定期券(現物支給の場合)
- 事務用品・ユニフォームなど経費で購入したもの
- 鍵や資料など、機密にかかわるもの
受け取っておくもの
- 雇用保険被保険者証
- 離職票
- 年金手帳(病院が保管している場合のみ)
- 源泉徴収票
円満退職へ向けて転職のプロに頼ろう
看護師の転職サイトは転職のサポートをしてくれるだけではありません。プロがあなたにあった転職先だけではなくて、円満退職方法までしっかりと考えてくれます。しかも、無料でサポートを受けることができます。無料だからと言って、サービスが適当になることはありませんので使わないと損。
これまで紹介してきたように、看護師の退職はとてもエネルギーを使います。一般的にどこの企業でも新しい職場に入職するよりも、退職のほうがエネルギーを使うと言われていますが、看護師は業務も専門的ですし、上司から度が過ぎた引き留めに合う場合も少なくありません。他の業種の退職以上にストレスは大きいです。個別に看護師転職のプロに相談できるとしたら・・・あなたの負担も小さくなることは間違いないです。無駄に退職にエネルギーを使ったり、ストレスをためないように、看護師転職サイトを利用しましょう。あなたの心のセーフティーネットになってくれますよ。
<退職・転職時にやるべきことまとめ>
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