呼吸器外科看護師に転職!仕事内容や給料は?(キャリアアップ)
呼吸器外科は、様々な年代の患者さんが治療に来る診療科です。患者さんが、疾患によって大変な苦痛を持っている場合が多く、1人1人でに合わせたコミュニケーションを取る必要があります。
また、呼吸器科では、専門性が高く、治療をする疾患の幅も広いので、日々の勉強がとても重要です。呼吸器の疾患を持つ患者さんは、感染症にかかるリスクが高く、かかってしまうと、非常に危険な状態になるので、看護にはとても気をつかう面が多いです。
では、呼吸器外科の仕事内容や給料について紹介をしましょう。
呼吸器外科看護師の仕事内容
呼吸器科では、疾患で内科と外科に分けられます。ですが、呼吸器外科は、呼吸器内科と連携して、治療に当たることが多くあります。
呼吸器外科
呼吸器外科では、主に、肺移植や肺切除、胃切除、乳房再建術など、手術が必要な疾患を治療します。たとえば、自然気胸や外傷性気胸、縦隔腫瘍です。手術前後の看護や、ICUでの勤務もあります。
日頃から、酸素吸入などを行いますので、治療機器の説明を行ったり、ぜんそくなどの発作の場合は、どのような対処をするのかなど、患者さんが自分自身でできるように指導を行う必要があります。病棟であれば、患者さんの生活の介助も行います。
呼吸器内科
呼吸器内科では、主に感染症に関して、治療を行います。たとえば、結核やインフルエンザの患者さんが受診しています。院内感染などの予防など、重要な役割を担っています。また、医師や看護師が、結核などに感染してしまうこともあるので、体調管理には注意しなければなりません。
肺がんは、特に外科と内科が連携して治療を行います。外科でも内科でも、呼吸器に疾患がある場合は、患者さんの苦痛も大きいので、メンタル面のケアも看護師の重要な仕事になります。
呼吸器外科で働くメリット
携われる症例が多い
呼吸器は、受診する患者さんも多いですし、さまざまな疾患がありますので、多くの知識を学ぶことができます。呼吸器外科は特殊なケースばかりを扱うようなイメージがありますが、内科と外科は連携して治療にあたるケースも多いので、携われる症例も多く、外科であっても、感染症などの知識は必要です。
特に、入院施設がある場合は、院内感染の防止に取り組む必要があるので、患者さんが過ごす病棟の環境を整えるためにも、広い知識が必要になります。
大学病院や総合病院は、クリニックでは治療できないような高度な治療もおこないますし、それに伴い、設備も充実しています。
患者さんに合わせた看護ができる
日本では、肺がんで亡くなる方が多く、肺がんの治療は呼吸器科で治療がおこなわれます。肺がんは、原因として、喫煙があげられますので、呼吸器科の看護師は、患者さんの喫煙プログラムを考案することもあります。
プログラムは、患者さん1人1人に合わせて作るため、患者さんに合わせてた看護を行うことができます。そのように自分で立てたプログラムによって、患者さんの病気が改善してくるのをみると、とてもやりがいを感じることができます。
マニュアル主義やルーティンワークではなく、患者さん1人1人に合った看護が実践できる場ですので、そういった希望がある看護師にぴったりです。
給料が比較的高い
呼吸器外科は、比較的大きな病院に勤めることになる場合が多いので、平均よりも給料が高くなる場合が多いです。
呼吸器は、他の診療科に移ったときにも、応用がききます。ベテランナースに「もう一度新人ナースになるなら、どこの診療科に行くか」という質問に、よく呼吸器科といわれる場合が多いので、その後看護師キャリアにも、大いに役に立ちます。
どんな人が呼吸器外科看護師に向いているのか?
向上心がある
すでに上で紹介している通り、呼吸器外科では、学ぶ必要があることが非常に多いです。たくさんの症例を見ることになるので、日々勉強が必要です。
患者さんが発作を起こしたとき、患者さん自身がどう対処するのかも、患者さんに教えなくてはいけないので、まずは、自分がしっかりと人に教えられるレベルで理解していなければなりません。
また、呼吸器外科では、認定看護師の資格を取得したいという人も多いので、向上心が高い人が集まっています。
精神的に強い
呼吸器外科で治療を受ける患者さんは、突然発作が起こったり、呼吸困難になるなど、突然急変する場合があります。そういった場合は、緊急に処置を施す必要があります。たった数分、脳に酸素が行かなくなっただけで、障害が残ってしまう場合もあります。
初動でミスができない診療科ですので、看護師にかかる精神的な負担も非常に大きいです。急変しても落ち着いて対処できるメンタルが必要になります。
また、肺がんの患者さんが多いのですが、肺がんの場合は発見された時には既に、病気がかなり進行してしまっている場合が少なくなく、抗がん剤の治療などで、苦しむ患者さんを看護する必要があります。
患者さんにうまく説明できる
呼吸器の疾患の治療では、自宅でも自分で酸素吸入などを患者さんにしてもらわなければなりません。また、突然の発作が起こったときの対処など、あらゆる状況について看護師が説明を行う場合が多いです。
呼吸は命に関わることなので、患者さんにわかりやすく説明できることが重要になります。また、相手がちゃんと理解しているのか、理解していないのかを見極めるコミュニケーション力も重要です。
相手に自分が伝えたいと思うことをうまく伝えられる表現力が高い人には合っているといえます。
呼吸器外科求人・募集を探すうえでよくある質問・疑問
新人看護師や未経験でも呼吸器外科で働ける?
新人看護師や未経験者でも、呼吸器外科では働くことができます。ですが、覚えることも多く、患者さんの急変もありますし、それによって残業もあり、精神的に強くなければならない職場である場合が多いため、キャリアがある人が優遇されることが多いです。
呼吸器科の知識は、他の診療科や介護で役に立つので、今後の看護師のキャリアに役に立ちますので、頑張る価値は十分あります。教育制度が整っているところを選ぶようにしましょう。
実際のところ、呼吸器外科看護師の給料ってどれぐらい?
呼吸器外科看護師の給料は、平均よりも高いといわれています。それは、大学病院や総合病院勤務である場合が多いことや、夜勤や残業も多いことが理由としてあげられます。
呼吸器科のクリニックはありますが、小さい子供がいる看護師は、インフルエンザなどの菌を持ち帰りたくないなどの理由で、あまりママ世代は少ない印象があります。プライベートを充実させたいというよりも、バリバリ働きたいという看護師向きの診療科といえます。
以下に、看護師の平均月収と年収のデータをまとめましたので、参考にしてみてください。
年収アップを目指すには?
呼吸器外科で年収アップを目指すためには、総合病院や大学病院などの大きな病院に転職をすることで年収アップにつながることがよくあります。
また、慢性呼吸器疾患認定看護師の資格を取得して、年収アップやキャリアアップを目指す看護師も多いです。
効率よく呼吸器外科の看護師求人を探す方法とは?
呼吸器外科は、働く病院の規模によって、仕事内容や忙しさが大きく異なります。呼吸器科が初めてであれば、あまり症状が重い患者さんがこないクリニックや診療所での勤務のほうがいい場合があります。逆に、最新医療であったり、さまざまな症例にあたりたい場合は、大学病院や総合病院で働く必要があります。
重篤な患者さんを多く治療している病院は、患者さんの急変が多いですし、残業も多くなります。精神的なストレスなども変わってきますので、自分に合った病院を探すことがとても大切です。
ですが、自分に合っている病院を探すことは、働きながらでは難しいことも多く、しっかりと求人をチェックできないなども起こってきます。そのため、看護師専門の転職サイトを利用し、効率よく希望にあった職場を見つけることが大切です。
忙しく、ストレスも大きい診療科ですが、その分やりがいはありますし、看護師としてのキャリアにも間違いなくプラスになります。あとは、どうやって無理なくキャリアを積み上げていくかなので、転職のプロに相談して決めるほうが確実です。
また、看護師転職サイトでは、条件があえば、待遇の良い非公開求人を紹介してくれる場合もありますので、登録しておいて損はありません。
看護師転職サイトは、無料で登録や利用ができますので、まずは、登録をして求人を確認してみましょう。
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