産婦人科看護師の仕事内容と求人・募集の探し方

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産婦人科看護師

産婦人科は女性にとっては救世主!健康な女性でも、お世話になることが多い診療科です。

看護師は人の命に係わって仕事をしていますが、産婦人科看護師は、新しい生命が誕生する瞬間に立ち会えるという、大きな感動を得られる唯一のお仕事です。

でも、「産婦人科看護師の仕事って具体的に何をするの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?ちなみに、産科と婦人科の両方をかね合わせていることも多いです。(産科は出産、婦人科は女性特有の疾患) 仕事内容をまず、詳しく紹介します。

そして、産婦人科看護師は求人数が少ないので、効率よく条件の良い仕事を見つける方法もあわせて紹介します。
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産婦人科看護師の仕事内容

産婦人科の仕事は、病気を治すために来るという患者さんは少なく、医者の指示での点滴や投薬、食事や排せつの介助が必要でないため、「見守る」ということが多い職場です。

他の科では、医療行為や生活の介助でバタバタしますが、患者さんとじっくりとお話することができることが産婦人科の特徴です。

婦人科の業務

婦人科看護師の主な業務は3つです。

  • 内診の立ちあい
  • 診察の補助
  • 薬の一般的な説明

女性特有の疾患を扱い、たいてい、問診の後には内診が行われ、男性医師の場合は、必ず女性看護師が立ちあいます。男性医師のときは、患者さんがストレスに感じることも少なくないので、女性看護師がコミュニケーションを取り、診察をスムーズに行えるようにします。避妊の話など、デリケートなことも話せる、高いコミュニケーション能力が必要です。

また、薬の一般的な説明や服用指導もします。

産科の業務

施設にもよりますが、産婦さんのケアは、助産師が行うところが多いです。お母さんと赤ちゃんが元気に退院して、うまく生活を行っていくことができるようにサポートしていきます。特に、初めて出産を経験し、育児をしていくお母さんには、赤ちゃんとどう接するかについて、基礎の基礎からじっくり指導を行います。

短い滞在に数で、退院していく患者さんもいますので、育児をこれからしていくにあたり、何を指導すべきかを考えて、その患者さんにとって重要な項目を絞って、指導していくことが大切です。

たいてい、どこの病院でもやっているのは以下の内容です。

  • 赤ちゃんの栄養についての指導
  • おむつ交換
  • 沐浴
  • 体重や排せつチェック

特に、赤ちゃんの栄養についての指導は重要です。体力がない赤ちゃんもおり、寝ているからいいやと、起きたときだけ授乳をしていたら、体重が少なくなってしまうケースもあります。子供の特徴を理解して、お母さんに伝えてあげることが大切な仕事です。

産科には治療を必要とする患者さんは少ないですが、必要なケースもあります。たとえば、切迫早産などです。その場合、本人は元気でも、お風呂も入れず、歩くのも極力制限され、トイレすらもベッドで行う必要があるかたもいます。患者さんにとっては、大きなストレスです。そのようなストレスを発散させるために、お話を聞くことも看護師の大事な仕事です。

産婦人科で働くメリット

生命誕生の瞬間に関わることができる

産婦人科看護師は、看護師で唯一生命の誕生に係われる仕事です。他の看護師は、患者さんが亡くなる瞬間に立ち会うということがメインですので、新しい命が生まれたことによる喜びなどのプラスのエネルギーやポジティブな空間で働くことができるのは、とても珍しいことです。

まだ出産経験のない看護師であれば、出産に立ち会うことで、将来、自分が妊娠や出産をするときのための勉強にもなります。

女性の病気に詳しくなり、自身の健康管理に役立つ

産婦人科では、不妊治療や女性特有の疾患など、女性看護師であれば、自分自身にもかかわりが深いことです。患者さんに健康指導や薬の指導もしていくため、自分の健康管理につながります

患者さんの悩みに深く共感できるところが多いため、相手の気持ちがわからないことが少ない分、やりがいを感じる人が多いです。

キャリアアップが明確

もっと産婦人科に携わりたいとか、もっと給料が欲しいとなれば、助産師の資格を取得していくことで、長く携わっていくことができます。

普通であれば役職をもらうことによってぐらいしか、なかなか給料が上がらない場合が多いですが、資格を取得したらキャリアアップができるということが明白なので、努力次第で仕事の幅を変えることができることが魅力です。

どんな人が産婦人科に向いてるの?

産婦人科はとてもデリケートな内容が多い職場です。

新しい命の誕生という嬉しい現場もありますが、それだけではなく、不妊治療や死産・流産、更には人工妊娠中絶などもありえるので、厳しい現実を直視させられることもあります。若い看護師は、そういった厳しい現実が、まるで自分に起こったように思う、リアリティショックになってしまう人もいます。患者さんのケアや、人の命が亡くなる瞬間に立ちあえる精神的な強さが必要です。

そして、病院にもよりますが、助産師でないと実際に出産に立ちあえないこともあります。助産師が産婦ケアを主に行い、看護師は雑用係という病院もあるため、もし出産に立ち会っていきたいのであれば、事前に確認が必要です。

産婦人科では、新生児から高齢者(高齢出産の患者さんの場合)まで幅広く対応します。コミュニケーション能力も、もちろん必要ですが、新生児やデリケートな時期にいる産婦には、何がその人に必要なのかを観察する力も大切です。

産婦人科看護師求人を探すうえで良くある質問・疑問

助産師資格は取得するべき?

助産師の資格は、必要ではないけれど、助産師資格を持っていると採用に有利になります。

助産師になるには、助産師の国家試験に合格する必要があります。助産師の試験は、看護師資格を取得していなければ受験ができません。ただし、看護大学によっては、助産師養成のカリキュラムがあり、看護師と助産師の両方の国家試験の受験資格を得られるというところもあります。助産師の国家試験合格率は90%以上と非常に高いので、助産師を志す人は増えいます。ちなみに、助産師は、女性看護師しかなれませんので注意しましょう。

助産師でないと出産にたちあえない場合もあるため、まずは産婦人科で働いてから適性を判断して、助産師の資格を取得するのであれば、臨床経験という強みがあるので、勉強もしやすいというメリットがあります。ただ、看護師の仕事をしながら、受験勉強は大変というデメリットもあります。看護師国家試験は、試験に合格するよりも、数少ない養成学校に入ることが難しいので、情報収集が大切です。

新卒や未経験でも産婦人科看護師になれるの?

産婦人科は、基本的には経験者を取ることが多いですが、新卒や未経験者は、なることができないというわけではありません。面接の際に、産婦人科希望を伝えたり、子供が好きなことやコミュニケーションを取るのが得意なこともアピールしておくといいでしょう。

ただ、産婦人科に新卒で入る場合は、産婦人科の仕事が特殊であるため、看護師としての基本的なことを忘れてしまう場合もあります。道で倒れた人を見つけて、「どうしたらいいのだっけ・・・」となるとよくないので、学生時代に学んだことを日々復習しておくのが大切です。

実際のところ、産婦人科の給料ってどれくらい?

総合病院の場合、他の科との給料の差はほぼありません。ですので、看護師の平均月収の32万円ぐらいと考えていいでしょう。産婦人科での仕事は、時間を決めて処置や観察が行われるため、時間外労働が少ない傾向にあります。そのため、時間外手当が少なく給料は少なめになることもあります。入院施設がある場合は、夜勤があるため、給料は多くなる傾向にあります。これも、他の診療科と変わりないです。

クリニックでは、個人の実力や仕事内容で給料に差が出ることが大きいです。助産師の資格を持っていたり、マタニティヨガ、マタニティビクスなど、アピールできることを持っていると給料アップも狙えます。また、クリニックでは、看護師としても経験年数ではなく、クリニックでの経験年数が給料に反映される場合が多いです。

ちなみに、平均以上に稼ぐ看護師はどんな人なのかをこちらの記事にまとめました。

看護師の平均月収・年収データとお給料を上げる秘訣

効率のよい産婦人科看護師求人の探し方

産婦人科は募集数が少ない割に、多くの人が集まるため、たくさんの求人を探しておく必要があります。また、産婦人科は、総合病院の中の産婦人科なのか、産婦人科専門なのか、外来だけを診察するクリニックなのか、出産や手術はしないのかなど、病院によって大きく異なります。様々な選択肢からどの病院を選ぶのが自分にとっていいのかを考えるのはとても難しいです。さらに、助産師の資格があるか、ないかによっても、転職市場が大きく変わります。

このような理由から、産婦人科の求人を探したい場合は、看護師転職の専門家に相談する必要があります。転職サイトでも、産婦人科の場合は、患者さんを観察をする仕事が多くあり、経験者が雇用される場合が多いので、公開されている求人も少ないです。だから、どうしても転職サイトの担当者に直接求人を紹介してもらう形になります。

転職サイトはいくつか使用し、なるべく複数の病院の求人や情報を手に入れるようにしましょう。そうすると、自分に合う職場も早くみつかります。もともとの求人数が少ないので、1か所で探すより、2か所、3か所で探さないと、なかなか見つかりません。

優良求人を紹介してもらえる看護師転職サイト一覧

<退職・転職時にやるべきことまとめ>

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